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(道具について)2001/4/20

テニスという物の性格上、道具(ラケット)を上手く使えるかどうかが鍵になりますよね、そしてラケットという のは言うまでもなくフレーム、ストリングスで構成されますよね、今日はそのストリングスについてお話しします。

これは一般プレーヤーもジュニアも同じですので聞いて損はありませんよ、皆さんはどんな物をお使いなの でしょう?シンセティック(ナチュラル以外)、ナチュラルどちらかですよね?まず各々の長所、短所について 触れます。ナチュラルは長所は大変に打球感が手に伝わりやすい(これはスピン、スライスの習得に大変い 事です)、コントロールがし易い、出るかな?引っかかるかな?と言うボールが入る。短所は昨今は降雨でも オムニではやらされることがありますよね?こんな時には不安があります、場合によってはうどんくらい太く なり、後に切れます。あとは極端なハードヒッターでボールを潰すような打ち方をする人は少し打感がぼける と感じる人も居ます。シンセティックの長所は耐久性、耐候性です、シンセティックも大雑把に言って、マル チ、モノ、ポリと分けて話した方が良いですね。

マルチですが芯線がマルチ(複数)と考えてください、打感はソフトになり、ストリングスのたわみが感じやす いです(ホールド感があるという表現を使うことが多いです)。つまりかなり先のナチュラルに近いですね、で もたくさんの種類が出ているのでそれぞれ特徴がありますからよく調べた方が良いです。

主な物で私が最近打った物を書いておきます。
シンプリームアイスツアー(16,17)
これはウイルソンのヒット商品です、幅広く私も勧めています、16,17というのはゲージ(太さ)です、数字 が多い方が細くなります。ジュニア(低年齢)には特にこの17ゲージがお勧めです、高校生くらいのトップス ピナーでがんがん切る人は避けた方が良いです。打感は比較的ソフトです、中厚系のラケットには特にあい ますよ。この系統の物でシンプリームアイスツアーインパクトというのもありますこれはもう少し腰がある打感 です、ローラーの大きいサイズ等はこっちの方が良いでしょう。
スパイデックスツアー
これは比較的上の物に近い打感のストリングスにポリでコーティングした物です、マルチ系の弱点ですが張 ってからストリングが伸びやすいのですがこれはその傾向が殆どでません、つまり張ったときのテンションの 維持性能が特筆です。

スーパーテックAKパワー(1,22mm)
結構柔らかい物が多い中これは硬い打感を感じます、ハードヒッターには心地よい打球感でしょう。でも切 れやすいかも知れませんね。個人的には結構良い糸だと思います。

モノですが、芯線がモノ(単線)という事です、打感はやや硬いです(マルチと比べて)、でもたわみ等が少な い分人によっては、打った感じがダイレクトに感じられて良い!という人も居ます。あと値段はマルチよりか なり安いです、これも長所と言えるでしょう。

ポリ(ポリエステル、ポリエチレン等)というのは比較的最近出てきた物ですね、メーカーとしてはルキシロ ン、キルシュバゥム、イソスピード、等があります、最近はゴーセン、トーア、ウイルソンでも出ています。 結構素材で打感は違います、私が良く知っているのはルキシロンですが、構成する物(グラファイトとか、モ リブデンとかで)で違いましたね。全般的に言えるのは耐久性が優れているので良くガットを切る人にはお勧 めです。打感は結構硬いです、低年齢のジュニアはあまり勧められません、中高生くらいでがんがん打つ子 には良いでしょう、ハードヒッター、飛ぶラケット(これいいんだけど飛びすぎることがあるんだよねーという 人)を使っている人、にお勧めです。夏場は少し伸びやすい傾向があります。

試合前とかであればジュニアでもナチュラルを張ってあげて下さい、理由は正しい感覚が覚えられるのと、 肘等に優しい、コントロールがし易いと良いことの方が多いです。欠点の値段ですがずれ止めをすればかな り保ちますよ(シンセティックより)、雨等ですがパシフィックの物とかは雨の中しても大丈夫でした(ただすぐ 拭いて、新聞紙で包み、まめに新聞紙を替えることは必要です)。一般の方にもお勧めです、一度は試して 下さい。

マルチであれば低年齢ジュニアであれば(また女性も含む)シンプリームアイスツアー17がお勧めです。

モノであればパフォーマンスex、ミクロスーパー等が良いでしょう。

切れないのが良いという人は、トーアから出ているハイブリット縦糸と横糸が違うモノが良いでしょう、ゲージ の細いモノにすればフィーリングも悪化しませんよ。あとはルキシロンノティモバンガーは私も使っています が良いですね。ウイルソンのパフォーマンスラスト(ポリ)も良いですね。

あとはリールで買うか?単張りで買うか?ですが、私はリールを勧めます、理由はゲージが均一であるこ と、これは単張りではロットによりゲージが違うことが(極めてわずかですが、面圧に違いが出ます)あるから です。あとは値段もリールで買った方がやすいですからこれもメリットでしょう。


ジュニア選手のラケット選び/今月の練習方法 5/30up


最近うちの選手がラケットを変えたのでその時の様子を書いてみますね。 夏を前にジュニア2選手がラケット変えましたその経緯をアップします御参考にして下さい。 S選手年齢10才KTAランク9位、女子体格はかなり良い、旧ラケット、インデックスは忘れましたが半インチロングの白と紺の95サイズ、新ラケットハイパーハンマー4.5/105 ボレーを確実にしたいのと、ショットのパワーアップを狙い探していたところこのラケットが出て試打させたところばっちりだったのでこれに変えました、この選手は問題はありませんでした、ラケットの選択が難航したのがSA選手男子KTA10才以下7位、体格はかなり小さいです、旧ラケットハンマーHM95(Nonストレッチ)、これにした理由がサーブ時にコートを叩かないようにという事でした!?このラケットもへたり新しいのを探したのですが殆どが半インチロングな為二の足を踏みました(体格のため)で一度4.5/105を試打させたところ全然球が走りません!!

とここで理由を考えました、S選手は体格も良くパワーもあるために自らの力でラケットを使えましたが、SA選手は非力なためにラケットの重さを使わないと球が飛ばないということに気が付きました、つまり軽ければいいと言う感じで選んではいけない場合があるという事です、20年以上ジュニアを見てきてもこんな当たり前な事を再発見することもありますね。皆様もラケット選びの時にこの事を少し思い出して下さい。 結果SA選手は可能な限り短い、フェイスサイズは95〜98くらい、グリップサイズは2、ウエイトは張り上がりで300前後(320までは問題なく使えました)でウイルソンでという事で詰めるとハイパーハンマー5.2が張り上がり310くらいまで、0.25インチロング、フェイスサイズも95で決まりでした、え〜聞いたことがないよ!5.2なんてという人も多いでしょうこれは USモデルです、マッチする物なら可能な限り探します、で行き着いたのがこれです、結果は大成功です! 後は夏の試合が楽しみです。

今月からドリルや、練習方法を一つずつ毎月アップしていきます、今月は順クロス(アングルも含む)逆クロスの練習方法です。

(人数)1対1 (目的)角度を付ける、タッチショットの習得 (レベル)中級以上シングルス用
ネットとサービスラインの間に立ちます(サイドライン上)、お互いにアングルショットでラリーをしましょう。次はグリップを薄くしてスライスでアングルでラリーをしましょう。

次はサービスラインとベースラインの中間くらいで (サイドラインから少し2〜3歩中に)クロスのラリーをしましょう。少し低めの軌道で。同じ事を反対サイドでバックハンドではなくフォアの逆クロスでラリーしてみましょう。強くよりコースにコントロールできるように。

次はベースラインまで下がります、1人はコーナー付近にもう1人はセンターマークの二歩中側くらい、コーナーにいる人は動かないで良いです、センター付近にいる人はしっかり戻ること(センターマークではなくクロスに打っているのですからやや中に入っていて良いです) これを交代でやりましょう。反対サイドはコーナーにいる人はバックハンドでスライスで繋ぎ、打つ人は回り込んで逆クロスに打ちます。戻りましょうね打ったらすぐに。

ネット際では柔らかいタッチを使えるようにと、薄いグリップも上手く使えないと出来ること、狙えるところが限られてきます両方練習して下さい。
中間位置ではあまり高い弾道ではなく相手を走らせるように低めの弾道を心がけましょう、高いと安定はしますが簡単に追いつかれますから。
ベースラインからは中間位置よりは高い弾道で良いでしょう、リスクのない高さで打ちましょう、しかしミスが減ってきたら弾道をだんだん低くしましょうね、ラリーのペースをあげて先手を取れるようにです。


本当にレベルアップをしたいのなら!6/20アップ

ジュニア一般を問わずに”強くなりたい””勝ちたい”という方達をたくさん見ますが、本当にそう思っているのかな?と感じることが良くあります。 というのはジュニアのそれも16才以下くらいの選手(=高校生)で全日本ジュニアに出られるようになりたいんです!という子と親御さんがいますが、いろいろ話しをしていくと、「あんまり走るのは嫌い!」 「そんなに練習したら体を壊すのでは?」となります、後二年と少しで関東にも掛からない選手が全日本に出るというのは大変なことです!!その大変なことをしたいのにすることは当たり前(当たり前以下?) で全日本など出られるはずがありませんよね。考えていることが甘い人が結構います、例えば漠然と上手になりたい、強くなりたいという人はそれが叶うことはないでしょう、まずは手の届くところからそしてその先に最終目標は 常に見据えることです。

例えば、千葉選手権(他の県選手権でも良いですよ)の本戦に出たい!と思うとまずはローカルの試合でそうですね最近よくある試合のパターンで、 総当たりの後一位トーナメント、二位トーナメントという形を取る試合が多いですよね(アートヒルの試合とかはそうですトーナメント情報参照)、これに毎月くらい出て、常に一位トーナメントに入ることをまずの目標とします、その次のグレードは千葉では 千葉市、船橋市、等の市民大会か房総トーナメント、袖ヶ浦オープン等の予選、本戦のある試合の本戦、などを次の目標にして、次に千葉選手権とステップを一つ一つ確実にクリアしていくことが必要です。 つまりきちんとした計画を立てる、出来れば期限を設けた方が良いでしょう、例えば20●●年までに何処まで実現させて、最終目標はいつまでにという感じです。ただ漠然と考えるのではなくそこまでのシナリオを自分できちんと立て粛々とそれに向かうことが大事でしょう、そしてそれを達成できたときの充実感は 練習の後のビールよりも素晴らしいのでは???

後はレベルアップをするというのは例えば本戦のドローの数は決まっています、本戦のレギュラーメンバー(?)になりたいのなら誰かをはじき出さなければそこには行けませんよね?レベルアップというのは誰かをはじき出すことに他なりません!それを認識しましょう今現在自分より上の誰かをはじき出し、取って代わる、聞こえは良く無いですが試合、勝負というのはそういう物です。 そこで今現在自分より上の誰かをはじき出すためには例えば、技術、体力、戦術、精神力、等がはじき出す誰かより上回らなければいけないのですよね?例えば喫煙習慣のある人がいるとします単純にそれを止めれば体力はアップします、そしてそれを続けることが(テニスのために禁煙を)出来れば少なからず精神面の強化にもなるでしょう、ここでそこまで(禁煙)して勝ちたくないよ! という方もいるでしょう、結構それでいいのです、しかしながらこの方のテニスは勝つためのテニスではありません、楽しむためのテニスですそれもいいです、つまりテニスというのは楽しむのみのものと、努力とその先の達成感に楽しみを見いだすものとあるのです、どちらを選ぶのも自由です、ただ勝つ、勝ちたいというのはどういうことか認識して下さい。

ジュニアの場合はまずは初心者大会等の試合から始めるでしょう?そしてしばらくしてから頑張ってみたい!上の試合に出てみたいととなるのが普通でしょう、まずしなければいけないのがKTAの試合でポイントを重ねることです、 最初は難しいことは考えないでとにかく出ましょう、勝っても負けてもどんどん出ましょう、そんな感じで優勝や、ベスト4.8くらいになることが出来ると出る試合や、ポイントの勘定をすればいいでしょう、最初はたくさん試合に出ましょう。 まずはグレード5くらいの試合の優勝が手始めでしょう、それから有名所?のピーナッツ、川崎、毎トー、京王等々で何処までやれるか頑張りましょう(目標は立てましょうね)、 そこで結構勝てるようになれば次はいよいよ各都県ジュニアですこれは勝てば”関東ジュニア→全日本ジュニア”と繋がりますから、後は小学生大会、中学生大会これも関東→全国と繋がりますよね?こんな感じでみんな成長していくのではないでしょうか。

(何処でも出来る練習!!)
今月は大作↑になってしまったので簡単な物を!?リアクションの向上が目当てですが、信号待ちで少し下がり気味で目前の信号を注視します、変わる瞬間に反応して一歩前に出るようにして下さい。 くだらない気がするでしょうが結構くり返せば効きますよ。後は交差点で恥ずかしければとんと軽く爪先で反応しても良いでしょう。

オープンスタンスについて、ジュニアの場合はその適切な時期。7/3up

オープンスタンス、殆どのプロの使用するスタンスですね、そのメリットデメリット、ジュニア(一般の選手も)の導入時期、 その目安、特に何時使うべきか?このレベルでは使うべきではないという目安についてはあまり触れられてきていないと思います が、今日はそこを掘り下げてみます。

ストロークの球種がフラットやスライス系からスピン系に変わる過程で、体の使いやすさ、コートカバーの有利さから オープンスタンスがポピュラーになってきました、古くはコナーズはクローズに近いようなスクエアで入り オープンに開きながら体使っていました(フラットの凄い球を打つ選手でした)、先に述べた体の使いやすさ というのは、捻った体を戻しながらラケットを下から上に振り上げるのがトップスピンの打法です、クローズではいると (フォアハンドで右利きの場合右足より左足の方が外側にある、スクエアほぼ同じ、オープン右の方が外) 体は捻りやすいが戻すことは殆ど不自然で出来ません、スクエアだと捻るのも戻すのもまぁ問題ないですね、 オープンでは捻るのは意識が必要です、しかし力を出力する過程では(戻す)非常に効率良く使えます。 以上の特徴をまずご理解下さい。

コートカバーを考えるとファオ(右利き)の場合、ネットに対しての外足(=右足)でコートを蹴ることになりますが、 オープンの場合は右足で止まり、右足でコートを蹴ってボールを打ちつつ戻るとなり、スクエアやクローズ(右足で止まり、 左足を踏み込み、右足を出してカバーのフットワークとする)より効率よく速いのが分かると思います。

しかし以下の場合はこのメリットはメリットとなりません。
右足で走ってきた体重を止めることが出来ない人。(反対のサイドラインから走ってきて、右足一本で動きを止め、打球動作に右足を使い カバーの動きに右足を使う、というハードな使用にに耐えうる脚力のない選手)

整理しますと、上記のケースで体を支えられないで横にからだが流れたり、打つときにまだ体を保持できなくて 軸が横に流れたり、右足が横っ飛びに流れたり、という事が走らされたときに起これば、まだオープンは見合わせた方が良いのではないでしょうか? しっかり”スクエア”(=足も体も横にはいる)ではいることが良いでしょう、具体的には右足で止まり、 左足をネット方向に出して、両足を踏ん張り打つ、打球後右足を外に出して蹴って戻る、こういう具合です。
各スタンスの適正は
スライス→オープン×、スクエア●、クローズ◎
フラット→オープン△、スクエア●、クローズ△
スピン →オープン◎、スクエア●、クローズ×

低年齢ジュニアはまずきっちりスクエアのスタンスで覚えることを強くお勧めいたします。

練習メニュー

ポーチ練習 雁行編
(人数)4人 ダブルスのポジションに4人入り、サービスからクロスでラリーを続ける、リターンサイドが 打つ三球目を必ずサーバー側の前衛はポーチをする、それに伴い各パートナーは動きに合わせてカバー等にはいる。 きっちりボールは繋げること、前衛は前後の動きをすること。

KTAランキング??何のための試合だろう??

今夏の試合の真っ盛りですね、トップの選手は全日本ジュニアも始まりますよね?毎日の会場で聞いた話 と言うか最近よく聞く話なのですが、あまり試合に出るとランキングが下がるからあまり試合には出ない 出さない、と言う話しです。これには理由があり出た試合数で合計ポイントを割るために出る試合数が多いと 結果アベレージが下がることがある為なのは分からないではないのですが、でも”何で練習しているの?” と言うのが素朴な疑問です、試合に出るためですよね?確かにKTAのランキングも完璧ではないでしょう、 しかしながらそれならこちらで工夫をするしかないでしょう、関東選抜等を考えると夏の試合の結果(持ち上がり等) 計算に入るのは分かりますがそれで(試合に出ないで経験値を上げないで)良いのでしょうか?

メインの年齢ではある程度計算して、それ以外はがんがん上の年齢にエントリーしてはどうでしょうか? また手頃な一般の試合でも良いでしょう、とにかくがんがん試合に出て、駄目出しをして駄目を潰して また出て、これの繰り返し以外に強くなる道はないでしょう、KTAのポイントに汲々とならず、ポイントに振り回されず 根本を親御さん達は考えて上げて下さい。もっと言えばテニス歴の中でジュニアの期間など短いものです、 25才くらいでテニスが完成するくらいの気持ちで考えてプランを考えては如何でしょうか?

今月の練習

主に(ダブルス)の練習ですが、(二人)でします、サービスラインの角と角に立ちましょうそして お互い相手の所の届くように長めのボレーボレーをしましょう。10回続けられないようであれば基本練習 (=球出しの)にまた返りましょう。

次はコート半分の真ん中でネットとサービスラインの中間よりやや前で向かい合います(ストレート) これは短いからテンポが速くなりますよね、このテンポの速さを練習しましょう。

次は上記の練習どちらにも使えます、@ まず3往復は相手の所に返すそれが終わったら、クロスならクロス、 ストレートならストレートで勝負。 A 3往復したらグリップを薄く握り(グリップチェンジ)変えて、クロス時はアングルに ストレート時はロブボレーを打つ練習をする。


夏の試合を終えて 8/30up

今年は貴大はまだ10才以下に参加出来るのですが、シルクカップの優勝で10才以下の卒業と言うことにしていましたので 夏の試合は全て12才以下です、関東、全日本があるのは12才以下からなので早くその中でプレイしないとどんどん先に行かれてしまいます。 千葉では同じ年で貴大が勝てない選手が現在1人います、この選手には冬の試合で二連敗(惜敗でしたが) しています、彼も最初の試合以外12才で参戦していました、この状況でもし貴大が10才以下で(競争のレベルが低いところで) 参戦していたら差は拡がるばかりだったでしょう、目先の勝ち負けではなく(=10才以下での成績より) もっと先を見てなるべく競争の激しいところでレベルの高い試合をさせて上げることを保護者、コーチ考えた方が良いでしょう。

試合の組み方ですが私の所では基本的に全て私が組んでいます、何故なら一人一人の進行状況(目的への) とレッスンプランに合わせて試合を組まなければいけないからです、練習があって試合がありその修正が練習であって また次の試合に繋がっていくのですからレッスンプラン(短期、中期、長期の)と試合の参戦プランはリンクしなければいけないからです。 だからコーチの方とよ〜〜く相談されることをお勧めします。

それと試合を見ていて感じたことなのですが、ベスト4,8までの選手と決勝まで絡んでくる選手は違うところがあります、 それを少し書いてみます、@ 大事なところで攻めてこない選手はそつはないかもしれないが本当の上は無理。 と言うのはサッカーでも攻撃はシュートで終われと言います、つまり長いラリーが続いた後は攻撃のショットで終わって欲しいのです! 低年齢のうちは特にミス待ちではなく、攻撃で(入っても入らなくても)終われないと格上の選手には勝てないでしょう、 ゆえに馬鹿打ちは注意した方が良いですが、攻撃することを注意してはいけません(入る入らないに関わらず) 、自分の子供が馬鹿打ちしているのか、攻撃しているのかの判断が付かない方はコーチに試合を見て貰って下さい、 そうすれば馬鹿打ちか攻撃かは分かるでしょう、極力お願いしてコーチには試合を見て貰って下さい、 ここ数年コーチの同行は当たり前になってきましたが以前はあまり見かけられませんでしたね? フロリダ辺りではコーチがついてきて(バスで連れてきたりしています)、ジャッジで揉めると後ろでコーチも 喧嘩になったりしています、喧嘩が良いとは言いませんがコーチもあっちの方が熱いかもしれません??

熱いと言えば掲示版でも書きましたが、以前こちらの(去年?)方にも書きましたが、応援のことです!! ダブルフォルトでがんがん手を叩いたり、ミスで拍手をしたりというのを最近よく見ますね、絶対やめましょう!! みっともないだけではなく子供の教育上もいけないですよ、そしてコート外からの圧力はかけてはいけません。 過ぎれば(ダブルフォルトで手を叩くというのも含まれます)観客の妨害に当たりますから、”つまみ出されても文句は言えません” 自分の子供相手の選手も良い試合をして貰い切磋琢磨しようよ!と言う気持ちをくれぐれも皆様なくさないで下さい。

今月の練習

バタフライストローク
(3名)シングルス用 ストローク練習
ベースラインで2VS1で向かい合います、2の方は常にクロスに、1の方が常にストレートに返します、 つまり1の方は常に左右に動き、打つ練習になります、ノーミスで深く打ち続けるようにする練習です。逆パターンも有りです。

ボレーパターン
1人が半分のコートの中心にいる、2人の方はサービスライン上入る。1の方の1人は向かい合っている方 はサイドラインのサービスコートの角に常に返す、もう1人の方は常にサービスラインのセンター(T字) にコントロール、1の方は2の方に交互に返す。

技術的な話しの色々 9/17up

今日は日頃よく受ける質問や、レッスンや練習で話すことを書いてみます。
(グリップ)よくこれはサービス、ボレー等で話題にのぼりますよね?まずサービスですがこれは俗に言う コンチネンタルグリップか?厚くても(フォアハンドイースタン位)良いのか?と言うことですが私はそれが ファーストなのか、セカンドなのかで違うと思います、基本的にはファーストをフラット気味に打つ人、打ちたい人 はやや厚くても良いでしょう、この場合は私は敢えてグリップについては注意はしません、注意するのは上記以上に 厚く持っている人はファオハンドイースタン位にして貰いますそして、少し人差し指は離して握って貰います(=ハンマーグリップにならないように) 理由は厚く叩きたい人にはその方が力が入れやすいし、ファアハンドイースタン程度なら充分にラケットのトップも利かせることが出来ますから。

セカンドは少し話が違います、基本的にセカンドはフラットで打つ人は居ないし、絶対に勧めません、セカンドはやや順回転のスピンサーブを勧めますので それが打てる条件として薄目のかなりコンチネンタルに近い(人によってはそれよりもやや薄い)グリップを勧めています。 そして簡単にスピンサーブの打ち方をざっと説明します(考え方です)、ストロークのスピンは面を伏せて 下から上にこすりあげますよね?それと同じ事をしなければサーブでもスピンは打てません、つまりテークバックから ボールに向かって振るときには面は下を向き、頭の後方から面を真っ直ぐにしながらインパクトを迎えて、外側に抜けていきます、そして 肩が回ることによってラケットも左に抜けて終わります。

来月にボレーのグリップの考え方をアップします。

今月の練習

コーディネイションの練習=この場合はボールへの適切な入り方の向上を狙う!
まず自分一人でボールを投げてショートバウンド(=ハーフボレー)で打つ練習。これは慣れてきたら高く投げてみましょう、 とにかくボールが地面に落ちるときの音と、打球音の間隔がほとんどないように打ちましょう。

次はネット挟まないで向かい合い、片方が投げてそれをもう1人がハーフボレーで返します。
(注意点)
@ 必ず自分も低くなること!=ラケットのみを下げて腰高で処理しない。
A ボールが落ちるところの適切に早く移動すること。
投げる方は慣れてきたら大きく、小さく、右に左に散らしましょう。

次は1人がネットにベタ詰めベタ詰めはボレーで返す、片方はサービスラインに居てそれをハーフボレーで返す。 きっちりボール入って尚かつボールに合わせて前後左右に動く。

最後にお互いにサービスラインで、ハーフボレーVSハーフボレーをしましょう。そしてゲーム形式でポイント数えてやっても面白いでしょう。

ボールの所への迅速且つ確実な移動、弾むところが(=ボールの落ちるところ)分かればライジング等も確実に打てるようになります。 これをハーフボレーの練習ととらえてはいけませんよ、あくまでも上記の動き、感覚の養成の練習です、低年齢の選手にこそしてもらいたいですね。

技術的な話の続き(ボレーのグリップは変えるの変えないの?)10/24up


まず一般的にはボレーはワングリップというのが日本の常識(?)と言われていますよね? でも欧米とりわけヨーロッパのコーチは何十年もグリップチェンジを常識としています、人間の反応速度 とボールの来る時間を考えれば変えるのは可能というのが理屈です、私はもっともだと思いますというのは、 ベースラインからボールが来るのは0コンマ何秒です、またかなりネットに近いところでのボレーボレーでも この数値にまだ近いです、人間の反応時間=グリップチェンジにかかる時間は0コンマ何秒以下です、と言うことは 変えるのは可能ということですから。右手を軽く握り、左手でラケットのネックを持って下さい、そして左手で 軽くラケット回せば右手の中でグリップチェンジは完了です、ボールが来るのとどっちが早いでしょうか? さらにアングルボレーと、スピンボレーは同じグリップでは打てないでしょう?これは極端でも逆クロス、 クロスは多少変えた方が打ちやすくはないですか?またコンチネンタル=フォアとバックの中間はどっちも打てますが どっちもベストに打てるグリップではないでしょう、フォアはフォア(ウエスタンでは無理でしょうが)、 バックはバックのグリップが打ちやすいはずですから。

つまり当たり前とされていることももう一度”本当に!”と考えることが大事でしょう、まず考えるこれが テニス上達の”自我”の目覚めでしょう。たとえば”踏み込め”、”押して打て”等々もう一度考えてみてはどうでしょうか?

今月の練習
一人はシングルスサイドラインの横でネットにべた詰めもう一人はサービスラインのセンターですここからスタートで サービスラインの人はボレーはなしです、ストロークそれもスピンや薄いグリップで処理しましょう、べた詰めの人は アングル、ドロップ、サービスラインの中で角度をつけたり、落としたり、深く打ったりして相手を振り回しましょう、 フットワークとラケットワーク良い練習になるでしょう。

冬の試合前のコンディショニング 12/4up

もうそろそろドローが来たり、実際試合が始まりますよね?うちも今週末から山梨の試合が入りいよいよ 冬の試合の始まりです、冬の試合のの他の季節と違う配慮というのは私は”風邪の予防”ではないでしょうか? 夏も風邪は引くでしょうけれど冬にはやるほどははやらないですよね?故にコンディショニングでもそれを中心に置くことになります、 夏の水分補給、冬の風邪の予防これは押さえておかなければいけないでしょう。

具体的には疲れを残さないこと、ビタミン−Cを飽和状態にしておくこと、等が考えられますね、 疲れを残さないためには@ストレッチA使った分のエネルギー補給(エネルギーイン等)B睡眠 ビタミン−Cを飽和状態にするというのは食物からはみかん等が季節柄手に入りやすいでしょうから頻繁に食べましょう、 それにプラス練習、試合というストレス環境ではV−Cの必要量はかなり増します、練習後に500mg位を目処に取ることを推奨しています。

後は試合中とか練習中だけではなく家、学校等でもかなり乾燥していますから水分補給も日常の生活の中で気を付けましょう。 後は季節に関係なく、ジュニアの子供たちを見ているとスナック菓子とかいわゆるお菓子をよく食べている子たちがいますが、 基本的には週何回とか規制した方がいいと思います、何故なら高脂肪、でかつ高炭水化物ですから肥満の原因になります、 特にそういう食習慣があると女の子等は思春期で爆発的に動きが悪くなります、本当に真剣にテニスをするのなら 我慢する事があるのは仕方がないでしょうし、生活や、生活習慣をテニスにフォーカスしていくのは選手として 当然でしょう、年齢は関係ありません。

(今月の練習)
今月はウオームアップで採用しているものですがこれは、スペイン、ドイツ、アメリカ、オーストラリア=テニス先進国 のコーチがそろってコーディネイションに良いとしてしている、”ハーフボレー”の練習です。

@一人がネットにべた詰め、もう一人はサービスラインですべてハーフボレーで返す!つまり動いてボールの落下点に入らなければ 打てませんし、落ちるところ(落下点)が分からなければローボレーの位置にも入れないし、ライジングの時のポジションににもは入れません。 つまりただ単にハーフボレーの練習ではありません、意識と取り組みを変えて下さい。
A次はローボレーとハーフボレー交互に打つ。B二人でハーフボレーVSハーフボレー その後二人でハーフボレーとローボレーで交互につづける。

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